初盆は、亡くなった人がむかえる最初のお盆の事で、「はつぼん」、「しんぼん」、「にいぼん」などいろいろな呼ばれ方がされています。 初盆迎える人々にとっては、親近者を亡くしたばかりで、亡くなった人への追慕の情が未だ覚めず、特別の意味をもった行事でしょう。
故人の死亡後はじめて迎える新盆の供養は丁重に営みます。仏壇の前に精霊棚(しょうりょうだな)を設け、初物の農作物でつくったお供物(きゅうり・なす)を飾り、供養膳に精進料理を盛り、白玉・だんご・果物・故人の好物なども供えます。なお、このお供物は墓前にも供えるので用意します。
また、お盆の間は精霊に自分の家を教えるために、仏壇のそばとか軒先に岐阜堤灯や新盆堤灯を飾るものとされています。お盆の最後の日(一般には7月15日、旧暦では8月15日)に送り火をたき、霊を送り出して新盆の行事は終わります。(新盆がすんだら、白い新盆堤灯は寺へ納める風習のある地方もあります。)